緊急提案

  小泉内閣の政策に反対します !!

 米国は今、悲しみと怒りにつつまれています。それも当然です。あれだけの犠牲者を出し、しかもその犯罪の責任者がなお完全に特定できないとあっては、そのくやしさは想像するにあまりあるものです。そして米国民にとって一層悲劇的なのは、この事件の背景にある間題の複雑さです。忌むべきテロを自ら招いたという要素がこの超大国には確かに内在するように見えるからです。ベトナム、グレナダ、パナマ、中東、ユーゴ…・この国は“自由”と“民主主義”の名においてこれまでどれほど多くの諸国民の血を流してきたことでしょう。
 そうした中、米国の指導者は殆ど天真らんまんとも言える「無邪気さ」でひとりよがりの発言を繰り返してきましだ。それが他国民にどんな印象を与えるかなど考えてもいないかのように。
 今度もそうです。9月26日朝日新聞の投稿欄「私の視点」に駐日米国大使八ワード・H・ベーカー氏の『テロと戦うために世界的な連合を』という文章が掲載されました。その中で大使は「今回のテロによって亡くなった米国人の数は1日の犠牲者としては約150年前の南北戦争時を上回る米国史上最悪の記録」であり「米国は国家を守り、われわれの価値観を守るという決意を新たにした」と述べ、「米国は地球上の善意ある国々すべてに支援を求め日本がわれわれと共にテロに立ち向かうことを希望する」という言葉で結んでいます。
 このメッセージは私たちに広島、長崎そして東京大空襲の記憶をよみがえらせます。(今回のテロによる死者、行方不明者数ニューヨーク、ワシントン、ピッツバーグ合わせて7000人。広島、長崎、東京の犠牲者それぞれ15万、7万、10万)あの時も犠性者の始どは非戦闘員でした。駐日米国大使といえば公人も公人、米国を代表する人です。その人物からの日本人への呼びかけの中にこのような無神経な文言が含まれているとは……、ただ唖然とするばかりです。
 ベーカー氏が特に無思慮で愚かな人というわけでもないでしょう。要するにこういう考え方で世界中を束ねていこうとするのが、米国支配層のやりかたなのでしょう。優越感のもたらすおせっかいや横紙破りが凶悪なテロリズムを誘発し、それを根絶しようと大規模な報復を企てる。そのために諸国民を報復行動に巻き込んでいく……。
私たちは危険なとば口に立たされています。米国政府とそれに追随する小泉内閣の政策に反対しましょう。

   2001年9月28日
                       吉田 英夫
                       吉田トキ江

左は001年12月1日の「ぴぃすうぉ〜く 松江」のビラ2種類
■コースは「くにびきメッセ」→くにびき大橋→JR松江駅
○あかはた新聞 12月3日より転載


9月11日に起こった米国東部におけるテロ事件は、数千人の犠性者を出すという恐るべき悲劇となりました。この犯罪を計画し実行させた人や組織は、伝えられるとおりビンラディン氏や「アルカイダ」なのかどうか、いずれにせよ責任者はとり押さえられて、厳しく裁かれなければなりません。これは自明のことであり、論議の余地のないことです。
  いま私どもが訴えたいのは、それ以後の事態の展開についてです。ブッシュ大銃領は“これはもう戦争だ”といい切り“断固として報復する”と宣言しました。それも初めのうちは“テロリストをかくまう者はテロリストと同罪だ”などといっていたのが、20日の上下院両院合同本会議では“テロリストの側につくか、米国の側につくか、ふたつにひとつだ”とまでエスカレートさせました。第3の道はないというのです。この飛躍した論理、自分だけが正義を体現していると揚言する思い上がり、かかる尊大さが世界各地、とりわけ貧しい第3世界の人々を反発させ、つまるところテロの標的にされるような状況を自ら作り出しているのです。ブッシュ個人に止まらずこれは米国の悲劇という他ありません。自国内で戦争したことのない国、戦争の痛みを知らぬ米国民が安眠の夢を破られた怒りは、推察できないでもありませんが、激情にかられた超大国の集団ヒステリー症状に感染して軽はずみなもの言いをすることは、世界を一層混乱におとしいれ私たち自身をも危険な道に導くものではないでしょうか。
 今日(23日)の朝日新聞の記事によれば、米軍による武力報復の是非について世界31ケ国で与論調査を行った結果、欧州や南米などでは8〜9割が武力行使よりもテロ容疑者の身柄引き渡しと裁判を求めており、武力行使支持が過半数となったのは米国とイスラエルだけだったということです。
 米国追随の小泉内閣が進路をあやまらないよう要求しましょう。                 
 テロ→報復→更なるテロ→更なる報復という悪しき連鎖を防ぎ止めようではありませんか。      


  2001年9月23日
                      吉田 英夫
                      吉田トキ江
米軍より難民・NGO支援

 "頑張って"と高校生ら激励   松江市民がピースウオーク

 「米軍支援より難民・NGO支援 アフガンに平和を」と1日夕、島根県松江市で市民らによりピースウオークが行われました。
 
ぴ−すうお−く松江(田中朝子代表)が呼ぴかけたもので十月十八日に次ぐもの。日本共産党や社民党市議ら約四十人が参加しました。
 「テロにも報復戦争にも反対する意思でピースウオークを行っています」「皆さんも参加してください」。キヤンドルをもちながら、くにぴきメッセからテルサ前までの行進に、高校生たちから「頑張って」と手を振って激励が寄せられました。
 ウオーク後の集会では、空爆開始後、毎晩、JB松江駅頭でメッセージを訴えている西村弘命さん(25)=警備会社勤務=が発言。大きな旗を広げながら「通行する皆さんに平和のメッセージを書いてもらい、(縫い合わせて)旗をつくりました。戦争やテロでの殺し合いはとでも悲しいことです。皆さんも書いてください」との訴えに参加者から大きな拍手が起きました。田中代表は、「私らは子どもたちから『どうしで戦争するの』って問いかけらけれる世代になっています。自分たちに何ができるのか、他者の怒り、苦しみを理解することから平和構築を考えていかなければ…」と話していました。

緊急呼びかけ
○山陰中央新報「こだま欄」投稿 01.10.1
上の写真は‘01年12月1日の「ぴぃすうぉ〜く」です。寒い中、約50名の参加があり、アフガニスタンに平和を!訴え、約2kmの行進を行いました。
○中国新聞 10月19日より転載
上の写真は‘01年10月18日のピースウォークです。多くの松江市民が参加しました。NO WAR!の声は通行中の松江市民にも届き、声援もいたるところで聞かれました。
今後もこの「ぴぃすうぉ〜く 松江」を中心に平和を訴えるピースウォークを続けていきたいと思っています。


                ぴぃすうぉ〜く 松江 応援団 田中克典